2016年3月18日金曜日

スギ花粉症の概要

実は、私はスギ花粉症の病名が出現する以前からの花粉症で、何と小学校5年生以来56年間の花粉症歴を持っています。
多分病歴の長さでは誰にも負けません!って何の自慢にもならないって。
医療関係者や同病相憐れむ患者さん向けに、
全国3350万人の患者さんがいるこの病気の概要を書いてみました。
元ネタは、医師向け医学サイトCareNet.comで、
日本医大の大久保公裕教授のビデオ講義です。


・スギ・ヒノキの人工林は、国土(38.8万㎢キロ)の約19%の面積(7.1万㎢)。
・花粉生産能力の高い樹齢30年以上の人工林が70%以上に増加した。
・全国平均の有病率は26.5%、最高は山梨県44.5%、最低は北海道2.2%
 










 ・診断:
①2〜4月の季節的な発症
②眼の症状がある
③発熱なし
④特異的IgE↑
⑤鼻汁中の好酸球検査
・治療薬:
 メディエーター遊離抑制薬、抗ヒスタミン薬、トロンボキサンA2阻害薬・ロイコトリエ ン受容体拮抗薬(鼻閉に有効)、点鼻ステロイド薬
・舌下療法は約25%の症状改善効果がある(下図参照)。
 使用薬剤;シダトレン スギ花粉舌下液
・実施施設検索URL:http://www.torii-alg.jp/mapsearch
・現在までの受療者は約3万人


実は私自身、ここに紹介されているスギ花粉の舌下療法には大いに期待していました。
その症状改善率が25%とは正直がっかりです。
せめて50%位の改善率なら近くの耳鼻科を探して受診しようかと思っていたのですが、
残念!
やはり、マスクと外出後の手洗い、花粉症用点眼薬などの対症療法と、
じっと耐えて流行時期がスギ去るのを待つしかないかと。