2015年10月29日木曜日

医者に病気は治せません


山梨県南アルプス市にあるやまびこ小児科の院長先生のおっしゃることはまったくその通りです。
心から賛同いたします。
ただ、この事実に気づいていない医療者や患者さんが大部分で、
そのことがどれほど医療をゆがめているかわかりません。
医者にできることは、患者さん自身が治るためにできることの道案内や症状を緩和して時間を稼ぐことだけです。
その意味でもっとも医療の価値が高いのは、救命救急医療といえるでしょう。
医者と患者さんは、上司−部下の関係ではなく、病気治しに力を合わせて立ち向かう仲間でありたいものです。


光の反射で読みにくい6行目は、
「医者の多くもこのことに気づいていません。」です。

2 件のコメント:

  1. 素晴らしいですね!
    でも、なぜ医者の多くが気づいていないのでしょう?
    そこに大いなる問題が隠れているのでしょうね。

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    1. 現状のままでも社会的な地位と十分な収入が確保されていることと、日本の伝統である「長いものに巻かれろ」の意識がそうさせているのでしょう。社会的地位はともかく、収入面では長いものに巻かれても十分でない情勢がそうさきでなく起こると見ています。

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